子どものAIルールの作り方|家庭で選べる3つの型

更新日  文:ドクター・タコちゃん

先に結論

おうちのAIルールは、「使わない」「いっしょに使う」「条件つきで1人で使う」の3つの型から、子どもの年齢と、使うサービスの年齢の決まりに合わせて選ぶと決めやすいです。未就学〜小学生なら「使わない」か「いっしょに使う」から始め、「1人で使う」はサービスの決まりで許される時だけにしましょう。

この記事で分かること

家族で時計・ハート・虫めがね・かぎの絵を描いて約束を作り、タブレットのコハクが見ている絵

3つの型から、今のおうちに合うものを選ぶ

AIのルールは、ゼロから考えるより、型から選ぶほうが決めやすいです。

型 どんな使い方 向く場面
① 使わない 子どもはAIを使わない。親が使う時に、横で見るのはよい 未就学の子、まだAIに興味がない子
② いっしょに使う 大人が入力し、子どもは横で見て、一緒に考える 未就学〜小学生。はじめてAIにふれる時
③ 条件つきで1人で使う 決めた条件の中で、子どもが自分で使う サービスの年齢の決まりで、子どもが使ってよいと認められている時

どの型を選んでも、子どもの成長や使うサービスに合わせて、あとから変えて大丈夫です。

型を選ぶ前に、サービスの年齢の決まりを確かめる

型を選ぶ前に、使いたいAIの年齢の決まりを見ておきましょう。2026年11月時点の公式情報では、次のとおりです。

13歳未満の子に③の「1人で使う」を選べるのは、この中ではGeminiのように、保護者が許可する仕組みがあるサービスに限られます。くわしくは「子どものAIは何歳から?」にまとめています。決まりは変わることがあるので、使う前に公式ページで確かめましょう。

① 使わない:AIの話をするところから

「使わない」を選んでも、AIの話を避ける必要はないです。親がAIを使う時に「いま、AIに天気を聞いてみたよ。ほんとかな? 空を見てみよう」と声に出すだけでも、AIとの付き合い方を見せられます。

絵本や読み聞かせ動画で、AIのキャラクターのお話にふれておくのも1つの方法です。

② いっしょに使う:大人が入力して、子どもは見て考える

小学生の子には、この型が始めやすいです。

文部科学省のガイドラインは、小学校の段階の児童が直接使うことについては、発達の段階をふまえた、より慎重な見極めが必要だとしています。例として、先生がAIとやり取りする様子をたくさん見せて学ぶ方法をあげています。OpenAIも、13歳未満を対象とした教育の場では、ChatGPTとの実際のやり取りは大人が行うよう求めています。Googleも、子どもがAIの使い方を学ぶ時は、一緒に試すことをすすめています。

おうちで行う時のポイントです。

③ 条件つきで1人で使う:条件を紙に書いて決める

1人で使わせる時は、条件を親子で話し合って、紙に書いておきましょう。決める項目の例です。

Googleは、子ども向けのフィルタがあっても不適切な内容を完全には防げないこと、不適切またはまちがった答えを見つけたら、保護者や子どもから報告できることを説明しています。「いやな答えが出たら、すぐ教えてね」は、どの型でも入れておきたい約束です。

そのまま使える「おうちのAIの約束」

栃木県教育委員会の子ども向けの手引きにあるチェック項目(許可されたAIを使う、個人情報を入れない、悪意ある不適切なことばを入れない、真偽を確かめる、自分の判断を大切にする、生成物をそのまま自分の成果物にしない)を参考に、子どもが覚えやすい言葉にしました。

  1. つかう AIと じかんは、おうちの ひとと きめる
  2. ほんとかな?と たしかめる
  3. ひみつ(なまえ・じゅうしょ・がっこう・かおの しゃしん)は おしえない
  4. さいごに きめるのは じぶん
  5. AIにも やさしい ことばで
  6. AIは どうぐ。こまったら、おうちの ひとに はなす

紙に書いて、AIを使う場所の近くに貼っておくと、親子で同じ約束を見返せます。

出典

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