子どもがAIに教えてはいけないこと|名前・住所・学校・写真

更新日  文:ドクター・タコちゃん

先に結論

子どもがAIに教えてはいけないのは、名前・住所・学校名・顔の写真、そして家族のことです。AIに入れた情報は、サービスによっては機械学習に使われることがあるためです。子どもには「ひみつ(なまえ・じゅうしょ・がっこう・かおの しゃしん)は おしえない」と、4つを数えながら教えると覚えやすいです。

この記事で分かること

女の子とコハクが口に指を当てて「ひみつ」のポーズをし、名札・家・ランドセル・カメラの絵がうかんでいる絵

AIに入れないほうがよい情報は、この5つ

公的機関とGoogleの公式ヘルプが、子どもに入れさせないよう呼びかけている情報をまとめました。

入れない情報 呼びかけている所
名前(氏名) 文部科学省のガイドライン、栃木県教育委員会の手引き
顔の写真 文部科学省のガイドライン、栃木県教育委員会の手引き
住所 Google(Gemini アプリ ヘルプ)
学校名 Google(Gemini アプリ ヘルプ)
家族のこと Google(Gemini アプリ ヘルプ)

文部科学省のガイドラインは、学校で子どもが生成AIを使う時、「プロンプトに氏名や写真等の個人情報を入力させないよう留意する」としています。プロンプトは、AIに入れる質問やお願いの文のことです。Googleは、住所・学校名・家族の情報などを入れないよう、子どもに伝えてほしいと書いています。

栃木県教育委員会の手引きでは、成績も個人情報の例にあげています。

入れた情報は、AIの学習に使われることがある

文部科学省のガイドラインは、生成AIのサービスでは、入れた個人情報が機械学習に使われることがある、と書いています。鹿児島市立鹿児島商業高等学校が保護者に出した文書(文部科学省のサイトに資料として載っているもの)でも、入れた個人情報が学習に使われ、AIの回答として出てしまうリスクがあるので入れないように、と呼びかけています。

子どもには、こんなふうに言いかえられます。

AIに おしえた ことは、AIの おべんきょうに つかわれる ことが あるの。だから、ひみつは おしえないでね。

「ひみつの4つ」にして、指で数えて覚える

5つ全部を一度に覚えるのは、小さい子にはむずかしいです。まずは、絵本シリーズの約束と同じ「ひみつの4つ」から始めましょう。

家族のことや成績は、小学生になったら「おうちのことも、ひみつだよ」と足していくと、段階をふんで覚えられます。

AIが話しかけてきても、友だちに話すのとはちがう

AIとの会話は、人と話しているように感じられることがあります。Googleは、Geminiは人間ではなく、友だちのように接したり、個人的な悩みや秘密を話したりする相手ではない、と子どもに伝えるようすすめています。

「なかよしだから、教えてもいいかな」と子どもが思わないよう、「AIは どうぐ。ひみつは おうちの ひとに はなそうね」と、話す相手を具体的に示しておくと安心です。AIと心の話は「「AIに心はあるの?」と子どもに聞かれたら」に、子どもの写真をAIに入れる時の確かめ方は「ChatGPTに子供の写真は危険?」にまとめています。

うっかり入れてしまった時は、まず話してくれたことをほめる

子どもが名前や学校名を入れてしまうことも、あると思います。その時は、責めるより先に「教えてくれてありがとう」と伝えましょう。

叱られると、次から言い出しにくくなるかもしれません。「困ったら、まずおうちの人に話す」ことが、いちばん大事な約束です。

出典

次に読む

次の1本ChatGPTに子供の写真は危険?大人になった顔・顔予想の前に子供の写真をChatGPTやGeminiに入れて「大人になった顔」「顔予想」を楽しむ前に確かめたい4つのこと(学習に使う設定・顔写真は個人情報・背景に写る物・共有のしかた)を、OpenAI・Google・個人情報保護委員会の公式情報でまとめました。